2018.4.23
, EurekAlert より:
貧血の妊婦はそうでない妊婦に比べて、妊娠中から出産後しばらくの死亡率が2倍に高まるようだ、という英国ロンドン大学クイーンメアリーからの研究報告。
研究チームは、世界29カ国の312,281名の妊婦を含むWHOのデータを用いて解析を行った。4,189名は重度の貧血(70g/L未満)であり、8,218名の重度の貧血の無い妊婦と比較した。
以前の研究では、貧血と死亡との関連が強く示唆されていたが、これは他の臨床的理由によるものであり、貧血は直接の原因ではないという。この分析は、以前の研究結果を歪曲している可能性がある、妊娠中の貧血の発症に影響を与える要因(例えば失血やマラリア感染)を考慮した最初の試験であるという。
出典は『ランセットグローバルヘルス』。 (論文要旨)
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