2018.4.18
, EurekAlert より:
米国予防医療専門委員会によると、男性および閉経前女性の骨折を予防するための、ビタミンDとカルシウムの単独または併用での使用に関して、現在は科学的証拠が不十分であるという。
また閉経後女性の骨折を予防するための栄養素の補充量とされる、「1日あたりビタミンD・400IU以下、カルシウム・1000mg以下」について、委員会は推奨できないという。とはいえ、現在は、閉経後女性の補給量を1日あたりビタミンD400IU以上、カルシウム1000mg以上とするには科学的証拠が不十分とのことだ。
今回の勧告は、米国予防医療専門委員会が2013年に発表した、骨折を予防するためのビタミンD補給に関する勧告を改定するものだ。勧告ではまた、(介護施設などではなく)地域で暮らす高齢者の転倒を予防するために、運動は少々効果があるようだが、ビタミンD補給には効果がないことがはっきりしたとしている。
出典は『米国医学会誌(JAMA)』。 (論文要旨)
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