2018.4.17
, EurekAlert より:
夜型の2型糖尿病患者は、BMIが高い傾向があるようだ、という米国イリノイ大学等からの報告。
研究者らは、2型糖尿病の者が朝型か夜型かにより、高BMIリスク増加と関連するかどうか検討した。朝型夜型を決定するどの要因がリスク増加に寄与するのか、について調査した。
研究では、2型糖尿病を有する非シフト制勤務者210人を対象とした。朝型と夜型の区別は、起床・就寝等の時刻、日中運動に費やす時間、精神的活動(仕事、読書)などに費やして過ごした時間、に焦点をあてた質問紙を使用して評価した。質問紙のスコアは、13(極端な夜型)から55(極端な朝型)の範囲であった。45未満を夜型、45以上を朝型とした。
解析の結果、夜型が、高BMIと関連していたという。エネルギー摂取量、昼食時間、夕食時間は、高BMIとは関連していなかった。朝型の人は、朝食の時間がより早く、BMI0.37低下と関連していた。
対象者のうち、97人は夜型で、113人は朝型だった。朝型の者は、午前7時から8時30分の間に朝食を食べた。一方、夜型の者は、午前7時30分から9時の間に、朝食を食べた。朝型の者は、朝食、昼食、夕食、夜食の食事のタイミングが早かったという。
「遅い朝食時間は、2型糖尿病患者の高BMI値に関連する新規のリスク要因である」とシリモン・ロイトラクル准教授は述べている。
出典は『糖尿病医学』。 (論文要旨)
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