2018.4.12
, EurekAlert より:
中強度から高強度の運動は、散発的にあっても死亡リスクを低下させる効果があるようだ、という米国デューク大学医療センターからの研究報告。
「30年以上にわたってガイドラインは中-高強度の運動は健康に有益であることを示唆してきたが、それは1回あたり連続して10分以上運動した場合だけだと考えられいた」と主任研究者のウィリアム・クラウス名誉教授は語っている。「ところが、それにもかかわらずエレベータの代わりに階段を、とか最も遠くの駐車場に止めよう、と推奨するが、これらは通常10分もかかる運動ではない。」
クラウスらの研究チームは、米国国民健康・栄養調査の2003年から2006年に収集した、40歳以上の4,840名のデータを解析した。参加者は加速度計で身体活動を記録した。2011年の時点で4,140名が生存していた。
データ解析の結果、1日の中-高強度運動時間が合計20分未満の人々の死亡リスクが最も高いことが明らかになったが、1日合計60分の人々の死亡リスクはその半分以下だったという。1日合計100分以上中-高強度の運動をする人々の死亡リスクは、76%低かった。
出典は『米国心臓学会雑誌』。 (論文要旨)
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