2018.4.10
, EurekAlert より:
MOF膜が有機細胞膜のろ過機能、すなわち「イオン選択性」を模倣できることを発見した、という豪州モナシュ大学からの研究報告。
金属有機フレームワーク(MOF)は、驚異の次世代素材であり、既知物質中で最大の内部表面積を持つ。このスポンジ様結晶は、化学物質の捕捉、貯蔵、放出に使うことができる。今回のケースでは、それは海水中の塩とイオンだ。
研究チームは、このMOF膜がイオン選択性を持つことを発見した。
さらなる開発により、これらの膜が海水から塩を除去し、金属イオンを非常に効率的かつ費用対効果の高い方法で分離するという二重機能を実行する重要な可能性を有し、水産業および鉱業にとって革新的な新しい技術的アプローチを提供することを明らかにした。
出典は『サイエンスアドバンス』。 (論文要旨)
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