2018.3.19
, EurekAlert より:
中年女性のウエスト身長比は、不安感と関連するようだ、というペルー応用科学大学 (UPC)等からの報告。
研究では、中南米の中高年女性5,580人以上(平均年齢49.7歳)のデータを分析した。身長に対する腹部の大きさ(ウエスト身長比として定義)は、不安を増加させるかどうかを検討した。
結果は、研究対象者の58%は閉経後であり、61.3%が不安を抱えていた。ウエスト身長比により被験者を3群に分けたところ、最も大きい群は、中間の群や最も小さい群と比し、不安を有する可能性が有意に高く、最も大きい群の者は、中間の群の者と比し、実際に不安の兆候を示す傾向がより高かったという。
不安は、心疾患、糖尿病、甲状腺疾患、呼吸器疾患、薬物乱用に関連していることから、懸念事項である。今回の研究は、中年期の女性において、不安の頻度増加を示唆している。おそらく神経保護的役割を有するエストロゲンのレベルの低下の結果であろう、としている。
出典は『更年期』。 (論文要旨)
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