2018.3.14
, EurekAlert より:
スマートフォンは人々により接続された感覚をもたらすかもしれないが、つながっている先は食卓ではなようだ、というブリティッシュコロンビア大学からの研究報告。
研究チームは、300人以上の参加者に、友人や家族とレストランにディナーに出かけてもらった。ランダムに2群に分け、一方はスマホをテーブルに置き、別の一方はスマホの電源を切って遠くに置いてもらった。食後、いくつかの質問(食事を楽しんだか、など)に答えてもらった。なお、スマホの使用状況はスタッフが細かくチェックしていた。
実験の結果、スマホがあると、参加者は注意が散漫になりがちで友人や家族との食事を楽しめなくなることが明らかになったという。また、スマホがあった場合の方が、参加者が退屈さをわずかに多く感じていた、と研究チームは驚きを持って述べている。
「我々はスマホにアクセスできるほうが退屈さはより少ないと予期していた」と研究者は語っている。
出典は『実験社会心理学雑誌』。 (論文要旨)
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