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[その他]  牧草ベースの飼料は栄養強化された牛乳を生産する
2018.3.7 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

乳牛を100%オーガニックの牧草と豆ベースの飼料で飼うことによって、牛乳中のオメガ-3系脂肪酸と共役リノール酸(CLA)の含量を上昇させることができるようだ、という米国ジョンズホプキンズ大学などからの研究報告。

この改善された牧草牛乳にはオメガ-6系脂肪酸とオメガ-3系脂肪酸がほぼ1対1の比率で含まれるという。通常の全乳の比率や5.7対1でオメガ-6系がはるかに多い。

研究チームは、米国で3種類の飼料で飼育されている乳牛から得られる牛乳の脂肪酸組成を比較した。

1.「牧草牛乳」は、基本的に100%オーガニックの牧草と豆をベースにした飼料で、滅菌して干草やサイレージ(貯蔵生牧草)のように保存されたものが供給される。
2.「オーガニック」乳牛は、平均して牧草ベースの飼料から乾燥飼料(Dry Matter Inatake、DMI)が80%、穀類と濃縮物から20%の飼料が与えられる。
3.「通常」の乳牛は、DMIが53%、穀類と濃縮物が47%与えられる。

解析の結果、牧草牛乳には、100g牛乳あたりオメガ-3系脂肪酸が0.05g含まれていた。通常牛乳では、0.02g/100gであった。また、牧草牛乳のオメガ-6系脂肪酸は、通常牛乳より52%少なく、オーガニック牛乳よりも36%少なかった。

加えて、研究チームは、牧草牛乳に最も高濃度のCLA(0.043g/100g)が含まれることを発見した(通常乳は0.019g/100g、オーガニック乳は0.023g/100g)。

出典は『食品化学と栄養』。 (論文要旨)      
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