2018.2.26
, EurekAlert より:
腸内細菌と肥満の間には、血中のある種のアミノ酸を介した関係があるようだ、というスウェーデン・ルンド大学からの研究報告。
研究チームは、マルメ子孫研究参加の674名の血液・便検体を解析した結果、19種類の異なる代謝物が、対象者のBMIに関連していることを発見した。グルタミン酸と分岐鎖アミノ酸(BCAA)が肥満と最も強く関連していたという。
また、肥満関連代謝物は、4つの異なる腸内細菌(ラクノスピラシー属のブラウチア、ドレア、ルミノコッカスとSHA98)に関連していた。
「BMIの違いは、グルタミン酸とBCAAの血中濃度によって大部分が説明された。これが意味するのは、これら代謝物と腸内細菌の相互作用であり、互いに無関係ではないだろう」と主任研究者のマージュ・オロメランダー教授は語っている。
(論文要旨)
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