2018.2.8
, EurekAlert より:
加齢について肯定的な信念を持つ者は、認知症を発症する可能性は低いようだ、というイェール大学等からの報告。この保護的効果は、認知症を発症するリスクが高い遺伝子を有する者でも認められたという。
研究では、研究開始時認知低下の認められない4,765人(平均年齢72歳)を調査した。 研究対象者の26%は、APOEε4を有していた。対象者の年齢と健康状態等の要因で調整をおこなった。
結果は、4年間の研究期間、認知症発症リスクは、加齢について否定的な信念を持つAPOEε4キャリアでは6.1%であるのに対し、加齢について肯定的な信念を持つAPOEε4キャリアでは2.7%であったという。
「我々は、肯定的な加齢への信念は、認知症の最も確立された遺伝的リスク因子の1つのリスクを軽減できることがわかった」と、ベッカ・レヴィ教授は述べている。
出典は『プロスワン』。 (論文要旨)
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