2018.1.22
, EurekAlert より:
スーパーのトレンドは、Walmartからより速く、より安く、より小さく。流れるような経験の時代へ向かっているようだ、という米国ケースウェスタンリザーブ大学からの研究報告。
ポイントは、選択肢を減らすこと! 欧州のスーパーチェーンAldiでは、通常3万品目の品ぞろえがあるところを、わずか1400品目に限定した。しかもその90%が自社のブランドである。この合理化されたアプローチで、AldiはWalmartを圧倒し、2016年の売り上げは15%増加した(Walmartは2%)。
Aldiでは、またスペースの有効活用、輸送コストの削減、訓練された少人数の従業員、大きなバーコードなど様々な工夫を取り入れている。
Walmartは、Aldiを模倣した新スタイルの小規模スーパーを導入し始めている。またAldiに似た欧州のスーパーLidlが2017年から米国市場に参入している。
Aldiは、クレジットカードの利用を開始し、より多くのオーガニック製品を提供してより高級な顧客にアプローチしようとしているという。
出典は『戦略とリーダーシップ』。 (論文要旨)
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