2018.1.17
, EurekAlert より:
乳児に離乳食を導入する最適な時期はいつだろうか? 米国の全国規模の乳児を対象にした調査の結果、半数以上の乳児が、すべき時よりも早い時期に固形の離乳食を導入されていることが明らかになった。米国国立慢性疾患予防健康増進センターの研究。
母乳哺育を全くしないか4カ月未満の乳児でその傾向が高かったという。
現行のガイドラインは、離乳食の導入を生後6カ月からとしている。研究チームは、米国国民健康栄養調査(NHANES)の2009-2014年から1,482名の乳児データを解析した。
その結果、32.5%の乳児だけが6か月頃から離乳食を開始しており、16.3%の乳児は4カ月よりも前、38.3%の乳児は4-5カ月頃から開始していたことが明らかになった。12.9%は7カ月以降だった。
米国のガイドラインは過去60年間に大幅に変わっている。1958年のガイドラインでは3か月で固形食を、1970年代では4カ月後半、1990年代になって現在の6か月に落ち着いた。
現在米国農務省と保健福祉省は2020年の改定に向けて準備中である。
出典は『栄養食事療法アカデミー雑誌』。 (論文要旨)
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