ホーム > 保健指導、食事、運動、エネルギー代謝に関するQ&A集 > 食品の栄養表示の見方

保健指導、食事、運動、エネルギー代謝に関するQ&A集

食品の栄養表示の見方

Q 「カロリーゼロ」の清涼飲料水、「水」と同じように考えてもいいですか?
A 「ゼロ」と記載されていても、まったくの「ゼロ」ではないこともあります。

 「カロリーゼロ」と記載されたスポーツドリンクやその他の清涼飲料水がたくさん市販されています。
「カロリーゼロ」なら「水代わりに飲んでも大丈夫」と思われがちですが、エネルギーが全くないわけではありません。

 「栄養表示基準」という法律により、エネルギーが100mLあたり5 kcal未満であれば、「ゼロ」と記載してもよいことになっています(16)(29)

 例えば、100mLあたり4 kcalの清涼飲料水なら、500mLあたり20kcalのエネルギーがあることになり、2L飲めば、80kcalのエネルギーを摂取することになります。
「エネルギーゼロだから」と飲んだつもりが、小盛りのごはん0.5杯程度(約50g)、またはスティックシュガー7本分(1本3g)のエネルギーを摂取することになるので注意が必要です(15)

必ずしも「カロリーゼロ」=「エネルギーゼロ」ではないことを理解し、上手に付き合いましょう。 。

2011年4月5日更新