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保健指導、食事、運動、エネルギー代謝に関するQ&A集

食事のバランス

Q バランスの良い食事とは、具体的にどのようなことを指すのですか?
A
(1) 主食・副菜・主菜を揃えましょう。

色々な食品から身体に必要な炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素を過不足なく 摂ることで、食事のバランスは整います(4)
しかし、どの食品をどのくらい食べればよいのか、なかなか難しいでしょう。バランスの良い食事の第一歩は「毎食、主食・副菜・主菜を摂る。その他に、毎日果物と牛乳・乳製品を摂る。」ということです。それぞれには次のような利点(働き)があります(12)

 主食・・・ごはん、パン、めん類など。糖質を主とし、エネルギー源になります。

 副菜・・・野菜やきのこ類、海藻類など。主食や主菜で不足するビタミンやミネラルを多く含み、 身体の生理機能を整えます。

 主菜・・・肉、魚、卵、大豆製品など。良質のたんぱく質を含み、骨や筋肉、血液を作ります。

 牛乳・乳製品・・・骨や歯を作るカルシウムの重要な供給源です。

 果物・・・主にビタミンCやカリウムの供給源となります。

(2) 調理法、食材は重ならないように。

主食、副菜、主菜は調理法や食材が重ならないようにします。例えば、主菜がポテトコロッケなら副菜にはポテトサラダを添えない、主菜が揚げ物ならマヨネーズを使ったサラダを添えない、などです(10)
煮る・焼く・蒸す・炒める・揚げるなどの調理法と、甘味・酸味・塩味・苦味・うま味といった色々な味を組み合わせて主食、副菜、主菜をそろえることでバラエティに富んだ食事内容となり、バランスの良い食事になります(12)

2011年4月5日更新