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保健指導、食事、運動、エネルギー代謝に関するQ&A集

嗜好品(酒・間食)

Q 「糖質ゼロ」のビールやチューハイだったら、たくさん飲んでもエネルギーは抑えられますか?
A 「糖質ゼロ」=「エネルギーゼロ」ではありません。

 現在、「糖質ゼロ」のビールやチューハイではアルコールが3-7%のものが市販されており、各メーカーが発表している350mLあたりのエネルギーは以下の通りです(15)

※2本指を広げると画像を拡大できます。

 例えば、「糖質ゼロだから」と油断してアルコール度数5%の「糖質ゼロ」のビールを2本(350mL缶)飲んでしまっては、一般的なビールを1本飲むよりも56kcal多くエネルギーを摂ることになってしまいます。
また、アルコール度数7%の「糖質ゼロ」のチューハイ1本(350mL缶)のエネルギーは、一般的なビール1本(350mL缶)よりもエネルギーが高いことが上の表からわかります。

 さらに、「糖質ゼロ」と記載してあっても、糖質が全く含まれないわけではありません。
健康増進法の「栄養表示基準」により、含まれる糖質の量が100mLあたり0.5g未満であれば、「ゼロ」と記載してもいいことになっています。そのため、多くの場合、微量の糖質が含まれています(16)(18)
詳しくは 「「カロリーゼロ」の清涼飲料水、「水」と同じように考えてもいいですか?」をご覧下さい。

 アルコールを飲む時は、魅力的なキャッチコピーだけに踊らされず、記載してある栄養成分表示を確認し、適量を把握しましょう。

2009年3月4日更新