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栄養と身体活動に関するWHO協力センター

 国立健康・栄養研究所は、2014年3月19日に「栄養と身体活動に関するWHO協力センター (WHO Collaborating Centre for Nutrition and Physical Activity)」として指定を受けました。

WHO協力センターは、世界保健機関(WHO)との協力事業を行う機関として、WHOが推進する施策に応じた活動を行うことが指定の条件であり、それぞれ行動計画が定められています。

当研究所がWHO協力センターとして取り組む活動は、2018年3月19日の再指定を機に、あらためて以下の2つの行動計画に要約されました。

  1. 世界的及び地域的栄養目標に向けた母子栄養に関する包括的な行動計画の実施並びに地域栄養及び非感染性疾患に係る施策や行動計画におけるWHOとの連携による西太平洋地域各国への技術支援
  2. 国立健康・栄養研究所のフェローシップ(アジア諸国における国際協力推進事業)において毎年最低1名をWHOが選定した候補者に割り当てることを通じた栄養モニタリング及び身体活動モニタリングにおける人材の能力強化に関するWHOの取組の支援

この行動計画について、国際栄養情報センターが中心となり、栄養疫学・食育研究部、身体活動研究部、栄養・代謝研究部とともに「栄養と身体活動に関する国際協力ユニット」として活動を行っています。

現在、世界で栄養分野のWHO協力センターは11機関あり、西太平洋地域にも3協力(オーストラリア2機関、ニュージーランド1機関)が指定を受けていますが、東アジア地域では当研究所が唯一の栄養分野のWHO協力センターです。上記3機関と肥満予防や減塩等の分野で協力を図りつつ、当研究所としての国際貢献の役割を果たすべく研究活動を進めているところです。

図 WHO協力センターのロゴ

WHOのガイドライン等の日本語版について

FAO・WHO出版(2019年)"Sustainable healthy diets - Guiding principles"の日本語版「持続可能で健康的な食事に関する指針」を作成しました。

WHO出版(2020年)"WHO guidelines on physical activity and sedentary behaviour"の日本語版「WHO 身体活動および座位行動に関するガイドライン」を作成しました(参照:運動・身体活動のページ)。

2022年4月19日更新