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地球環境モニタリングシステム/食品汚染モニタリング
(GEMS/Food)プログラム協力機関

 国立健康・栄養研究所は、2011年1月1日に世界保健機関(WHO)の地球環境モニタリングシステム/食品汚染モニタリング(GEMS/Food)プログラムの協力機関として指定されました。

地球環境モニタリングシステム(Global Environmental Monitoring System: GEMS)は、各国、各地域、そして地球規模で環境に関するデータの収集を行ったり、統合したりすることを目的に1974年に開始されたシステムです。GEMSの中の主要な計画には、気候に関連した分野のモニタリング、天然資源に関連した分野のモニタリング、海洋に関連した分野のモニタリング、人の健康影響に係る分野のモニタリングがあり、世界各国の協力のもとに実施されています。

WHOの地球環境モニタリングシステム/食品汚染モニタリングプログラムは、1976年に国際連合食糧農業機関(FAO)、国連環境計画(UNEP)及びWHOが、食物中の汚染物質をモニタリングし、各国政府やコーデックス委員会*等へ情報提供等を行う目的で開始した計画で、現在はWHOによって運営されています。本プログラムでは、汚染物質のデータを取りまとめる際の様式等も示しています。日本では、国立医薬品食品衛生研究所、農林水産省消費・安全局と当研究所の3機関が本プログラムの協力機関として認定されています。
http://www.who.int/foodsafety/areas_work/chemical-risks/GEMS-Institutions-2016.pdf

当研究所では、FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)等からの依頼を受けて、国民健康・栄養調査等の結果の再解析を行って集計表として提供しています。このように、食品の安全性の向上に関して食品摂取量把握等の部分で国際貢献を行っています。

*消費者の健康の保護、食品の公正な貿易の確保等を目的として、1963年にFAO及びWHOにより設置された国際的な政府間機関であり、国際食品規格の策定等を行っています。我が国は1966年より加盟しています。

(農林水産省HP: http://www.maff.go.jp/j/syouan/kijun/codex/index.html

2018年4月20日更新