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● 研究内容

幹細胞制御プロジェクトでは、以下のようなプロジェクトを進めております。 なお、研究概要については、こちらをご覧下さい。

(これまでの、遺伝子導入制御プロジェクトの研究内容については、こちらに移動しました)

研究目的・背景

幹細胞とは自己複製能 (self-renewal) と分化多能性 (pluripotency) を有した種々の細胞の元となる細胞のことであり、近年注目を浴びている ES 細胞や iPS 細胞なども幹細胞の一種です。本プロジェクトでは、これらの幹細胞から分化誘導した細胞 (血液細胞や肝細胞など) を用いて医薬品の有効性や毒性を評価する系を新規に構築することにより、創薬研究を加速化することを目的としています。

研究内容

I. 幹細胞の分化制御と創薬応用

幹細胞を目的の細胞に分化させることは、胎児期における臓器形成などの発生過程を培養皿上で再現することであると考えられます。そこで、発生の分子メカニズムを明らかにしつつ、そこで得られた情報を幹細胞の分化誘導法の開発、さらには創薬応用にフィードバックさせることにより、基礎研究から応用研究への橋渡し的な研究を行っています。


II. 各種血液細胞への効率良い分化誘導法の開発

マスト細胞や樹状細胞等の免疫担当細胞は創薬にとって重要な細胞ですが、生体から分離できる細胞数が少ないことが問題となっています。そこで、各種幹細胞から免疫担当細胞への効率良い分化誘導法を開発し、大量に得られた細胞を用いて薬物のアレルギー試験、抗アレルギー薬の開発、新規ワクチンの開発、等に役立てます。また、全ての血液細胞の元となるヒト造血幹細胞をマウスに移植することにより、ヒト血液細胞を有したマウスを作製し、これを用いて医薬品の抗原性を試験するモデルマウスの作製にも取り組んでいます。